資料館のガイドをしている友の会運営員の皆さんと研修に行ってきました。今回の研修先は、新川西川立体交差、宝光院さん、関屋分水資料館と親松排水機場です。
新川西川立体交差は川の上に川が流れるという、珍しい光景を見学することができます。現在の立体交差は3代目となり、初代は約200年前の江戸時代というから驚きです。歴史や経緯の解説看板が設置されているので、分かりやすかったです。
次に宝光院さんで横田切れ口説きを友の会会員の解良節子さんからお聞きしました。資料館内の展示で毎日見ている横田切れ浸水跡の柱を、初めて自分の目で見ることができました。資料館ガイドをしていながら、実際にお話を聞いたことがなかったので、とても勉強になりました。
次は関屋分水資料館です。土屋出張所長から館内と屋上をご案内いただきました。大河津分水と同じ2022年で通水50周年を迎えた関屋分水の歴史と機能、役割を改めて学ぶことができました。
最後は親松排水機場です。亀田郷地区の排水の役割を担っている重要な排水機場の内部を見学しました。日本海の平均潮位以下の土地が約2/3も占める亀田郷地域の水は鳥屋野潟に集まりますが、信濃川の水位より低いため自然のままだと排水されず、あふれてしまいます。そこで強力なポンプで鳥屋野潟の水を吸込み、信濃川に排水し、水位を24時間監視・運転を行っているとのことです。今回の研修では、信濃川の洪水の歴史から始まり、そこから如何に洪水から守られて、支えられているのかというを学ぶことができました。とても有意義な研修でした。ご協力いただいた皆様に感謝いたします。